平田篤胤の神界フィールドワーク

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  • サイズ B6判/ページ数 278p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784878934780
  • NDC分類 121.52
  • Cコード C0095

内容説明

天狗のもとで5年間修行してきた「神童」寅吉、前世の記憶を鮮明に覚えている「生まれ変わり少年」の勝五郎…19世紀初頭の江戸に突如出現したオカルト現象の解明に乗り出した、奇才の国学者平田篤胤。苦難に満ちた生涯の中で魂のアルケオロジーを希求し続けた、その学問の深奥に迫る。

目次

序章 鎮魂帰神法と心霊研究
第1章 古道学と霊学と民俗学
第2章 平田篤胤の思想形成
第3章 幽界の秘密を解読する―仙童寅吉の仙界通信
第4章 生まれ変わりの秘密を解読する―再生少年勝五郎との出会い
第5章 死と再生のはざまで―臨死体験研究の先駆
第6章 言霊の秘密―音声と文字の神秘的解釈学
第7章 久延彦祭式と鎮魂行法
第8章 原宗教としての日本神道というヴィジョン―その世界宗教との関係
終章 平田篤胤の神界フィールドワーク

著者等紹介

鎌田東二[カマタトウジ]
1951年徳島県生まれ。武蔵丘短期大学助教授。東京自由大学運営委員長。博士(文学)。専門の宗教学の範囲にとどまらず、猿田彦神社の「おひらきまつり」や「神戸からの祈り」「虹の祭り」などの新しい祭りの創出や各種イベントを開催。1998年12月12日、一念発起して「神道ソングライター」となることを決意。2001年ファースト・アルバム『この星の光に惹かれて』をリリース。現在も各地でコンサートを開いている
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感想・レビュー

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さち

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幽冥界に深い関心を寄せた国学者、平田篤胤の思想を解説する本。著者の神学(世界観)に基づく見解が多く、学術的に篤胤を理解したい場合には不適切。著者は五官を超えた霊的認識能力に基づく「霊学」を提唱している。神仙である杉山山人のもとで修行したという仙童寅吉の『仙境異聞』や、生まれ変わりの記憶があるという少年勝五郎の『勝五郎再生記聞』の話が面白い。また篤胤は漢字伝来以前の日本には神世文字があり、さらに世界の宗教や神話の源流は日本の神道であるという認識だったらしい2017/11/30

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