内容説明
強迫神経症に苛まれながら、50年代後半に単身アメリカに渡り、ダリやウォホール等との交流の下にハプニングの女王として一世を風靡。今も前衛として世界に発信する比類なき才能の軌跡。
目次
第1部 ニューヨークに渡って―前衛アーティストとしてのデビュー1957‐1966
第2部 故国を去るまで―画家としての目覚め1929‐1957
第3部 反戦と平和の女王となって―前衛パフォーマンスの仕掛け人1967‐1974
第4部 私の出会った人、愛した人―G.オキーフ、J.コーネル、A.ウォーホル他
第5部 日本に帰ってから―日本から発信する世界のクサマ1975‐2002
著者等紹介
草間弥生[クサマヤヨイ]
10歳の頃より水玉と網模様をモチーフに絵を描きはじめ、水彩、パステル、油彩などを使った幻想的な絵画を制作。1957年渡米。1968年自作自演の映画「草間の自己消滅」は第4回国際短編映画祭に入賞、第2回アン・アーバー映画祭にて銀賞を受賞。1973年帰国。1983年、小説『クリストファー男娼窟』で第10回野性時代新人文学賞を受賞。1986年、フランスのカレー美術館、ドール美術館にて個展。1989年、ニューヨーク国際芸術センター、イギリス・オックスフォード美術館にて個展。1996年からは主にニューヨークのギャラリーを中心に活動を始め、同年開いた個展は国際美術評論家連盟より賞を受ける。2000年、第50回芸術選奨文部大臣賞、外務大臣賞を受賞。同年、フランス・コンソルシウムで始まった個展は、パリ文化会館、オーデンセ美術館(デンマーク)、レザバトア(トゥルーズ)、クンストハーレ(ウィーン)を巡回。この先、韓国、東京へ巡回予定。2001年、朝日賞受賞
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