内容説明
本誌は、東北芸術工科大学という、けっして大きくはない私立大学が母体となって刊行されている雑誌である。大学がいかに地域社会に開かれてゆくか、それが深刻に問われつつあるなかで、地域と大学とを繋ぐ、いわば地学連携にかかわり、その可能性を問いかける場としての役割を持つ一冊である。
目次
対談(東北の「見えない緑」;「本」が死ぬ前に ほか)
特集 家族の肖像―家族の記憶をたどって・山形県大蔵村肘折温泉の場合
東北在住作家インタビュー 物語の大地(斎藤純・小説家の帰郷;佐藤賢一・未知なるパリを夢に求めて ほか)
書物の東北(東北を記録する;新刊紹介)
新連載小説 荒蝦夷
漫画 夏の蹄音
連載 いくつもの東北から(多田等観チベット渡航記(シリーズ・野の思想家たち)
大蔵村の風・土・人―設楽勝美の仕事 ほか)
著者等紹介
赤坂憲雄[アカサカノリオ]
1953年、東京都生まれ。東北芸術工科大学教授。同大学東北文化研究センター所長。民俗学専攻
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