出版社内容情報
「秀吉は八の者にて候」。安国寺恵瓊の言葉を手掛かりに秀吉出生の秘密を探り、天下人へと駆け登るその謎を解く瞠目の歴史長編。
内容説明
秀吉は八の者にて候。安国寺恵瓊の手紙に隠された秀吉出生の秘密。諸国流浪の技能者たちの総力を結集して駆け登る天下人への道。『太閤記』に纏わる謎を解く瞠目の書き下ろし歴史長編。真説太閤記。
著者等紹介
黒須紀一郎[クロスキイチロウ]
1932年、千葉県生まれ。1955年、早稲田大学文学部卒業。日活株式会社入社。映像本部企画部長、テレビ本部企画部長を経て現在フリープロデューサー
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感想・レビュー
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へたれのけい
3
陰の一族とは云え、一等偉い方の血筋ですな。んん、秀吉はその手のバックボーンが無いのが魅力ですよ。 でも、これ、面白い。(またまた、白とも黒ともはたまたチェックともつかない文章になってる)。2015/09/06
邑尾端子
0
秀吉が歩き者の忍びだったという俗説を、ドラマチックでありながらリアルに小説化した一冊。この第一部は、鉢屋の情報網や忍びの技を駆使して立身出世していくまでの過程をテンポ良く描いていますが、はたして秀吉が天下に君臨してからはどのように描かれるのか。今から後篇が楽しみです。2012/08/11
まさみつ
0
面白い!『秀吉非常民説』について作者独自の観点から詳細に書かれています。それがかなり説得力『大』。早く次を読もう。2009/02/13