メイエルホリドベストセレクション

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  • サイズ A5判/ページ数 433p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784878933875
  • NDC分類 772.38
  • Cコード C0074

内容説明

ロシア・アヴァンギャルド運動の中心を担い20世紀演劇に新たなパラダイムを拓いたメイエルホリドの驚くべき多彩な軌跡。年表・メイエルホリド演出作品全リスト・索引付き。

目次

1 演劇の根源をめざして(演劇の歴史と技術;『トリスタンとイゾルデ』 ほか)
2 演劇の十月(サーカスの復興;行軍演劇について ほか)
3 マヤコフスキイ(マヤコフスキイの新しい戯曲;国立メイエルホリド劇場芸術政治評議会における発言 ほか)
4 批判に抗して(ボリショイ劇場での講演から;演劇の再建 ほか)

著者等紹介

メイエルホリド,フセヴォロド・エミリエヴィチ[メイエルホリド,フセヴォロドエミリエヴィチ][Мейерхольд,Всеволод Эмильевич]
1874‐1940。ロシアの演出家。スタニスライフスキイと並び称される20世紀演劇の革新者。1898年モスクワ芸術座の俳優としてデビューしたが、1902年、芸術座を飛び出し、演出家として再出発した。その後コミサルジェフスカヤ劇場の演出家に迎えられ、『ヘッダ・ガブラー』や『見世物小屋』など象徴主義演劇の演出で一時代を画した。1908年には帝室劇場の演出家に就任し、モリエールの『ドン・ジュアン』、レールモントフの『仮面舞踏会』で華麗な舞台を作り上げたほか、ワーグナーの『トリスタンとイゾルデ』などオペラの演出も手がけた。その間、私的なメイエルホリド・スタジオを開き俳優教育に携わるかたわら、コメディア・デラルテなど中世演劇からシアトリカルな演劇を模索した。革命後は「演劇の十月」を提唱し、演劇における革命を推進し、ロシア・アヴァンギャルド芸術の中心的人物となった。1930年代後半には、形式主義と批判され、激しい非難にさらされた。1939年、日本およびフランス、イギリスのスパイ、トロツキストの汚名を着せられ逮捕、1940年2月2日、獄中で銃殺された

諌早勇一[イサハヤユウイチ]
1948年茨城県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科比較文学比較文化専攻博士課程中退。文学修士。同志社大学言語文化教育研究センター教授

岩田貴[イワタタカシ]
1948年東京生まれ。早稲田大学大学院博士後期課程(ロシア文学専攻)単位取得退学。早稲田大学法学部客員教授

浦雅春[ウラマサハル]
1948年大阪生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士課程後期(露文専攻)単位取得退学。東京大学大学院総合文化研究科教授

大島幹雄[オオシマミキオ]
1953年宮城県生まれ。早稲田大学文学部ロシア文学科卒。アフタークラウディーカンパニー勤務

亀山郁夫[カメヤマイクオ]
1949年栃木県生まれ。東京大学大学院博士課程単位取得退学(ロシア文学専攻)。東京外国語大学教授

桑野隆[クワノタカシ]
1947年徳島県生まれ。東京外国語大学大学院スラヴ系言語専攻卒。早稲田大学教育学部教授

楯岡求美[タテオカクミ]
1967年東京生まれ。東京大学大学院(人文社会系研究科・欧米系文化研究・スラヴ語スラヴ文学専門分野)博士課程単位取得退学。神戸大学国際文化学部教授

淵上克司[フチガミカツジ]
1947-1988。広島県生まれ。東京大学大学院博士課程単位取得退学(ロシア文学専攻)。広島大学総合科学部助教授在任中に交通事故で死亡
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感想・レビュー

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takao

2
演出家2024/12/21

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初版第1刷印刷2001年8月25日 初版第1刷発行2001年8月30日 著者:フセヴォロイド・メイエルホリド 訳者:諫早勇一、岩田貴、浦雅春、大島幹雄、亀山郁夫、桑野隆、楯岡求美、淵上克司 装幀者:戸田ツトム 発行者:髙木有 発行所:株式会社作品社 印刷・製本:中央精版印刷株式会社 カバー・扉等印刷:株式会社東京美術印刷社  編集者:増子信一2020/01/29

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