内容説明
未曾有の飢饉と酷税に蜂起する義民たち。丹波篠山の百姓一揆と江戸城大奥の騒動を結ぶ一本の糸―正統の大王スサノオに守られたソの民の叛乱。
感想・レビュー
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kogoty
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飢饉、百姓一揆、伊勢参り、酷税に賄賂の横行。天保という時代を背景に蘇民将来の子孫が理不尽を正す辣腕を振るう。表立ってのヒーローではなくあくまでも裏方、画策し根回しし実際に体を張って手も汚す。穴太屋夫婦がちょっとカッコ良すぎる気がしないでもないけど、清濁併せ呑むという懐の深さはこの物語には不可欠だったろう。私自身の知識不足ゆえの消化不良は否めないが、楽しめた一冊。2015/08/12
まさみつ
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飢饉で世情不安定な天保の時代。江戸の大店の夫妻が突然姿を消す。実は彼らは非常民=『ソ』の民の末裔で、2人は『ソ』の民の将来に関わる戦いに挑む、というお話。2009/11/17
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