内容説明
難解とされるフッサール現象学を読み解き〈意味〉〈欲望〉の由来を徹底的に間いつめ〈エロス〉〈美〉の根源へとたどる。現代思想に新たな展望を切り拓く竹田青嗣初の思想論集。
目次
意味とエロス―欲望論の現象学（１． 存在と意味の問い；２． 欲望論の現象学）
世界認識のパラドックス
〈差延〉と〈根源〉
実存の根底
超越としての〈外部〉
読みびと知らずのバルト
反＝形而上学の源流
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
v&b
0
ただ、現象学は、ひとつの思想なのではなく、世界というものが、人間にとってわけのわからぬものになったとき、いつでもどこでも生じてくる、世界に対する切羽詰ったひとつの態度ではないか。2010/05/23
MADAKI
0
（レビューじゃないけど）東日本大震災から半月たったころに読んでいた。その頃の自分が何を思って読んだのかもう覚えていないが、久々に読んでみたくなった。2011/03/27
