内容説明
夢の名前を持たない剣士デイヴィッド・ヒーローと“放浪者”エルディン。ひょんなことから相棒になった二人は、“大荒涼山脈”にある“原初のものたち”の巨岩の城塞で“冥き神”イブ＝ツトゥルを奉じる神官スィニスター・ウッドが持つという魔法の杖を盗むよう依頼される。だがそれは、狡猾に練り上げられた罠だった！Ｈ・Ｐ・ラヴクラフトがクトゥルー神話で創造し、『タイタス・クロウ・サーガ』でラムレイ自身が描いた異世界“幻夢境”に転生した夢見人たちが繰り広げる剣と魔法の英雄冒険譚。ついに開幕！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アル
2
色物設定のように見えて、読んでみると意外に古典的かつ正統派なヒロイックファンタジーの印象。 目覚めの世界ではどちらかといえばインテリ寄りだった主人公二人が、幻夢郷ではわりと粗野な荒くれ者っぽいキャラクターになるのが面白い。2021/07/07
gibbelin
2
昔懐かしい感じのヒロイックファンタジー。相棒との絆強いな・・・ 2021/06/06
ハイランス
0
冒頭は幻夢境と覚醒めの世界を往復する幻想物語なのかと思いきや、トラックによって異世界転生（ドリームランドへ）。 第２部以降は本格的な冒険物語で、コンピュータRPGのプロットを追いかけるような、クエストをクリアしていくことによって世界の謎が明らかになっていく展開が読みやすくてとても面白かった。 若いデイヴィッド・ヒーローと年上のエルディンのバディものになっているが、思いの外エルディンの血の気が多くてブレーキよりもアクセルに振り切れている印象。2024/08/13
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