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98.3.2
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
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3
**注)ホラー**クトゥルーネタの小説読解の為に11巻目読了。短編集ですが、後半は『恐怖の山』で占められており、結構なボリュームになっています。個人的には、小説より巻末のラブクラフトの書簡だと思います。『恐怖の山』の元ネタとなった悪夢の内容について克明に書かれている為、クトゥルーファンにとりましては見るべきものの多い文章だと思っています。ホラーからラブコメまで出ているクトゥルー小説を読解したい方にお勧めします。 2012/02/15
マサトク
2
98年の刊行だから四半世紀ぐらいの積み。HPLは資料としての書簡にのみ登場して、クレジットとしてはこの本は「ブロック他」となる。ニュージェネレーションというべきか。ブロック&カットナーの「暗黒の口づけ」に出てくる日本人・山田医師とか、HPL作品なら登場しなかっただろう人も出てくる(あんまり活躍はしない)。ロングの、チャウグナル・ファウグンを描いた「恐怖の山」が白眉か。非常に楽しめるが、ラストシーン近くは怪獣映画感が出てしまう。設定的にはなるほどそれはそれで整合性はあるのだが。楽しめた一冊でした。2021/08/10
Smith, Ordinary. Person.
1
1929年。ラヴクラフトはロングに、ある小説の原案を提供しました。それは、自身がかつて見た夢の作品化を試みたもののお蔵入りになっていたものでした。ロングはこれを元に『恐怖の山』を著します。一方、ラヴクラフトが作品として昇華することができなかった未完の作品は彼の死後、『古の民』という題で公開されるのでした。今の作家さんも、作品として昇華できなかったネタの提供をし合うようなやりとりをしているんでしょうかね。11集はその『恐怖の山』を始め、次元をさまようものイオドが登場する『狩りたてるもの』など7編を収録。2021/07/24
海星梨
1
「恐怖の山」は途中で投げ出そうかと思いました……。先進国のエゴイズム、人種差別、学歴主義、その他表現に吐き気が……。邪神よりおぞましい行為ですよねぇ……。ええっと、クトゥルー長編はこのあたりの時代の壁があるのでどうも楽しめません。目次の裏ページの挿し絵が好きです。2017/02/18
ちぬ
1
短い巻ながらも中々良い短編が多かった。恐怖の山はちょっと怪獣映画っぽい。そして、過去のローマが出てきたりかなり興味深い内容。2013/02/02