感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たいりく
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★★★★ 25年ほど積んでたがついに読了。2016/03/10
sakanaga
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再読。2013/06/16
shinpi
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テーマが理解しやすかったし、ラファティの中では最高級に面白かった。2013/04/15
eckhart88
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濃密、ひたすらに濃密。哲学的、どこまでも思想性豊か。奇想と独特の設定、何か壮大な神話や伝説を読んでいるようなこの読書感。ラファティの長篇は個人的には難解な部類に入るが、その複雑さ、その着想の魅力は他に類を見ない。何処か黙示録的でありながらも、滑稽というところは、確かにラブレー的である。黄金のアストロープ、極端な全体の均一は、実質的な無であるということ、それに対抗する野性、統一への反抗としての人間の混沌さ、トマス・モアをユートピアに連れて行き、そこで行われる鮮やかな寓話的冒険譚の奥深さといったらもう最高だ。2013/04/12
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入手したので再読。カトリックの、キリストの物語であるのはもちろん、それが飼いならしたように見せかけて内側で生き続けた土着の祭りの物語。ギリシア的な神話と悲劇と英雄叙事詩であると同時に、その秩序と理想と理性が支配し滅ぼしたようで、常にどこかから破れ出て来る地母とトリックスターと混沌の神々と精霊の神話。そしてもちろんSF。こんな邦題にコミカルな表紙で「酔っぱらいのホラ吹きおじさんの奇想天外ワールド」って売り方しない方がよかったんじゃないかな…/アダムを評したエヴィタによる台詞が見事すぎ。これは「神話」だよね2012/08/27