内容説明
23コース・37の峠道を徹底ガイド。古くより人が行き交い、物資が運ばれた峠道。使われることの少なくなった旧道をたどる峠歩きの魅力を、土地の歴史や暮らしの記憶を綴ったコラム“峠のあれこれ”とともに紹介。ルート設定、見どころなどのワンポイントアドバイスも充実!
目次
笛吹峠
顔振峠―峠のあれこれ 越生との深い関係
権次入峠・小沢峠
鳥首峠―峠のあれこれ 釣鐘、峠を越える
妻坂峠―峠のあれこれ 花嫁が通る
旧正丸峠―峠のあれこれ “新”正丸峠誕生
ブナ峠・飯盛峠・猿岩峠―峠のあれこれ 木偏に義の字
旧定峰峠・白石峠・七重峠
粥新田峠―峠のあれこれ 巨人伝説と地名
塞神峠・仙元峠・葉原峠―峠のあれこれ 子供たちが越えた峠道〔ほか〕
著者等紹介
大久根茂[オオクネシゲル]
1952年、埼玉県生まれ。埼玉民俗の会、荒川を撮る会、全国巨樹・巨木林の会等の会員、埼玉県立の博物館に勤務し専門は民俗学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ann
64
峠に特化した楽しみ方が満載。歴史や言われや文化も紹介されている。今までの自分なら絶対に手に取らなかったであろう本。早く行きたい気持ち、うずうず。2018/01/08
roatsu
21
東から西へと奥武蔵、秩父、奥秩父の順に深い山になっていく埼玉県北西部の峠歩きを提案する楽しいガイドブック。ここがかつて交通の要衝たる峠で、古来から人々の往来があったのだ、と改めて知ることは知的好奇心を大いに喚起する。日本内陸は現在の様に交通至便となる前は遠隔地は無論、極端な話隣の集落に行くときすら徒歩の山越えを強いられ、その際の通過点として山中の峠は特別な意味を持つ場所だったと思う。人や物は無論、戦国時代や幕末の軍勢、時には疫病などの招かざるものが往来し、人々が一息ついたり宿を得たり、過ぎし日々にどんな2020/03/05
Masa
1
妻坂峠の湧き水、牛首峠の切り通し、三峰参り旧道の手掘り隧道、顔振峠のかあぶりとうげ2020/03/15
Teo
0
「埼玉県の山」と一緒に買った。こちらも登山ルートの参考にする。峠と言っても本当に道なりの峠越えもあれば仙元峠の様に事実上の登山と言うのもある。2018/09/02