内容説明
本書は、宗教や思想的背景に基づくものではありません。実地に観察・調査・見聞を続けてきた著者の、趣味としての蓄積を公開するものです。神社や野仏、路傍神を観察・鑑賞し、気軽に楽しもうという旅心・遊び心を主眼とした、新しい趣味の世界へのいざないです。
目次
プロローグ 散歩から散策の旅へ(世紀の大「勘違い」;歴史に魅せられて ほか)
1 神社の生い立ちと特徴を知ろう(農耕文化とともに―神社の発祥;氏神から鎮守の神へ―神社の発展 ほか)
2 神社のウォッチング・ポイント(並木道の石畳を歩んで―参道;聖と俗の境界―鳥居と注連縄 ほか)
3 路傍の神仏(峠路有情―“思い入れ”と“たむけ”;多面的な顔―神祖神 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
chatnoir
10
建物や鳥居や狛犬や塚なんかを観察するだけではなく、神仏分離令とか廃仏毀釈などの歴史まで網羅されている。全部は覚えられないけど、こうでなくてはならないみたいな硬さが無くて、日本っぽいと思った。神仏分離していない所も一件あるらしい。時々心霊スポットとして紹介されるお地蔵様が打ち捨てられている場所は廃仏毀釈の名残なんだろうなぁ。2017/01/15
みかりんご。
2
【図書館】日本全国津々浦々に建立されている神社の歴史ほかが学べる。◆一の鳥居に注連縄がない場合は「現在の境内」は、その先にあると思ってよい様子。 てことは鎌倉鶴岡八幡宮の一の鳥居(段葛のところにあるのは二の鳥居)は生きているのかどうなのか。道路の真ん中にあるし形だけかも(←以前、この鳥居をくぐって鶴岡八幡宮参拝経験あり)。2016/06/26
みかりんご。
0
【図書館】今度、都内23区内で「江戸時代に江戸市中」だった地域の神社に参拝することがあったら、富士塚があるかどうか探してみようかな。2015/02/07