内容説明
語りで味わう秩父路、民話集。
目次
春(お牧桜;秩父長者;武士平と茶平;新茶は古い茶;大根おろし;カッパの恩返し)
夏(仁王田からとれた新米;男井戸と女井戸;西行もどし坂;じじばば石;秩父の七つ井戸;つなぎの竜)
秋(八人の将門;地蔵様と二人のじい様;けちんぼ男の女房;赤い水はうまいぶどう酒;野荒らしの犯人)
冬(里芋ころころ;お花畑の山神様と妙見様;ああ、日尾城;密書を届けた忠義な犬たち;信濃石の声;鯉の焼餅もらい;オオカミに助けられた猟師;水に変わった温泉)
札所(読んだ仏典四万部;酒好きな名主様の大失敗;武甲山の山んば;ご詠歌に節をつけた村人;風格のある老僧;即道坊が運んできた大石;賽銭箱に投げこんだ小判;観音様のお姿の雲;厄病神の失敗;殿様を諫めた家来;昔は神社、今は寺;小鹿の道案内;秩父にやって来た弘法様;石になった悪竜;竜女を見た男;海を渡った観音様;笠をかぶった観音様;百番巡礼を果たした法師)
著者等紹介
市川栄一[イチカワエイイチ]
1929年、埼玉県秩父市に生まれる。秩父市・飯能市・日高市などの小学校に勤務。在職中から秩父をはじめ、川越や飯能・熊谷など埼玉県全域にわたる民話の採集・再話を続けている。また、優れた民話を後世に伝えるため、民話の語り部として活動をしている。現在、秩父むかしむかしの会会長、秩父童話と童画の会会長。秩父市在住
池原昭治[イケハラショウジ]
1939年、香川県高松市に生まれる。「まんが日本昔ばなし」などアニメーション制作を経る。現在、フリーの童絵作家として活躍。狭山市在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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