目次
第1章 元興寺五重塔(大塔)の焼失―忘れられた論争と史料を見直す
第2章 五重小塔は西塔の“象徴”として祀られた―大塔との相似から伝来の謎に迫る
第3章 元興寺本堂の「設計」意図の解明―浄土信仰の秘められたライン
第4章 今西家書院が住宅史上に占める位置―大乗院御殿移建説を否定して伝来の可能性を探る
第5章 奈良町の会所のかたち―薬師堂町の会所を中心に
第6章 奈良町の辻子・突抜を考える
第7章 板絵智光曼荼羅は元興寺の本尊だった
第8章 興福寺の国宝・板彫十二神将像は元興寺にあった
著者等紹介
清水和彦[シミズカズヒコ]
1946年、広島県生まれ。関西学院大学経済学部卒。読売新聞大阪本社に入社。神戸、奈良支局などを経て大阪本社地方部。その後、事業局でイベントや美術展などの企画及び運営を行う。退職後は奈良市立入江泰吉記念写真美術館の「入江泰吉記念写真賞」創設にかかわり、同賞実行委員会副会長を務めた。現在、公益社団法人奈良まちづくりセンター理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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