目次
桜井市(桜井市の廃寺と旧仏)
宇陀市と宇陀郡(宇陀地域の廃寺と旧仏)
山添村(山添村の廃寺と旧仏)
奈良市東部地域(大柳生の廃寺と旧仏;旧東山村の廃寺と旧仏;高円山麓の廃寺と旧仏)
著者等紹介
小倉つき子[オグラツキコ]
1950年大阪市生まれ、1968年、奈良市に移住。大阪樟蔭女子大学学芸学部卒業。出版社勤務を経て、編集プロダクションを設立。子育てのため仕事を休止したが、2000年頃より奈良の観光冊子を独自で作成し、それらをまとめて『ドラマチック奈良』(京阪奈情報出版)を出版。一方、奈良市の新薬師寺と10年ほどご縁があり、後半は執事長の任を受け、2010年に退職。翌年、在家ながら、信貴山千手院にて得度。小倉涼眞の法名をいただく。現在、NPO法人奈良まほろばソムリエの会会員。奈良佐保短期大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Shoji
31
明治の廃物稀釈は、奈良の古刹や大寺においても対象となった。寺々は混乱を招き、多くの堂宇や仏像が破却されたことが容易に想像できる。この本は散逸された仏像について、古文書の記録、台座の墨書、寺伝、あるいは先人たちの口承をあたり、もと安置されていた寺院や現在安置されている寺院へ遷された由縁を解明しようと試みています。自治体誌や文献を調べ、寺院への聞き取りを行い、地元集落のお話を聞き、大変なご苦労を持って叙述されています。なんだか、仏像にも波乱万丈な人生があるようです。貴重な文化財、大切にしなくてはいけませんね。2024/01/25
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