内容説明
過去、現在、未来を行き交いながら、学問とはなにか、経験とは、科学とはを問う。日常の実践にひそむ看護のエッセインスを注視し、苦痛に悩む人びとに寄り添う看護の本質、知に根ざした看護のありようを示唆。
目次
第1章 看護学の基礎を考える(看護学の基礎とは;看護の現象 ほか)
第2章 ケアの現象とその表現(ホーリズムと看護―生命論とのつながり;システム理論と看護―ホメオスタティックな世界観 ほか)
第3章 看護学の知(経験的知識;個人的知識 ほか)
第4章 看護の主要概念の探究(ニーズの概念;反復、持続する構造 ほか)
著者等紹介
川原由佳里[カワハラユカリ]
日本赤十字看護大学基礎看護学准教授。平成3年日本赤十字看護大学看護学部看護学科卒業後、高槻赤十字病院にて看護職として勤務。平成10年日本赤十字看護大学大学院看護学研究科博士後期課程修了後、日本赤十字看護大学講師、平成15年同助教授、平成18年同准教授となり現在にいたる。平成23年国学院大学大学院文学研究科史学専攻博士後期課程修了。看護学博士(日本赤十字看護大学)、歴史学博士(国学院大学)。研究テーマは看護の哲学と科学、看護理論、看護の歴史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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