内容説明
国際保健看護は、世界の国や地域に関する「物語」集といえよう。その物語は、教育的でありながらも読みやすいものでなければならない。このコンパクトな入門書は長い討論ではなく、分析的なものでもなく、むしろ、全世界で見られる健康の違いや、看護の状況の初歩的な説明を知っていただくための書となっている。
目次
看護におけるグローバルな展望と広い世界観の重要性
世界、世界保健、疾病
世界保健機関(WHO)WHO指定研究協力センターWHO看護専門家諮問部会
国際看護師協会(ICN)世界銀行国際協力機構(JICA)ロックフェラー財団UNICEFとUNIFEM
世界保健機関(WHO)の西太平洋地域に所属する日本とその近隣諸国
西太平洋地域の健康、疾病、看護
南東アジア地域の健康、疾病、看護
アフリカ地域の健康、疾病、看護
東地中海地域の健康、疾病、看護
ヨーロッパ地域の健康、疾病、看護
アメリカ地域の健康、疾病、看護
世界の看護
世界的な生活習慣、疾病予防、健康増進
著者等紹介
ヘンリー,ビバリー[ヘンリー,ビバリー][Henry,Beverly]
イリノイ大学シカゴ校名誉教授・沖縄県立看護大学教授。1961年にNew England Memorial Hospital,School of Nursingにおいて看護師の免許を取得し、その後Loma Linda Universityで学士と保健師の資格、University of California Los Angelesで修士、University of Southern California,School of Public AffairsでMPAおよびPhD、また、University of Alabama in Burmingham,School of EducationでMAEさらに、Grand Valley State University,MichiganでDSc Honの称号を得ている。専門識者としての経歴は臨床経験を豊富にもっており、主任看護師、看護部長として臨床に携わり、また助教授、教授としての看護教育経験もあり、学術雑誌Journal of Nursing Scholarship:IMAGE,official Journal of Sigma Theta Tau Internationalの編集者も経験している
上田礼子[ウエダレイコ]
1957年東京大学医学部衛生看護学科卒業。1958年東京大学医学部文部教官助手。1961年米国ピッツバーグ大学大学院修士課程卒業Master in Letters。1964年米国コロンビア大学、ニューヨーク大学、ベルビュー病院にて研修。1970年東京大学医学部で学位(医学博士)授与。1986年東京都立医療技術短期大学教授。1990年茨城大学教育学部大学院教育研究科教授。1995年東京医科歯科大学医学部大学院教授。1999年沖縄県立看護大学教授・学長。2005年沖縄県立看護大学大学院教授・学長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。