内容説明
いま、時代の“幽霊”が語りだす―
目次
記述芸術論(第三草稿)
実践詩論―倫理的課題について
夢の詩法へつなげたい―吉本隆明『言葉からの触手』からの出発
幽霊現象について―未知の詩学にむけて
ものがたる樹―至福のコミュニケーション
密室のなかのテレビのようなもの―一九八九年六月四日の内的体験
殺しちゃいけない―「風の谷のナウシカ」論
休息の半島探訪記―堀川正美の詩「休息の半島」への旅
超樹木(1)―生命比喩としての宇宙像
超樹木(2)―宇宙比喩としての生命象
超樹木(3)―鉱物の夢とデス・イメージ
G人種論―幽霊語による絶対エコロジスム宣言
究極のイメージについて―UFO現象論
怪獣讃(1)―ゴジラ・モスラ・キングギドラをめぐって
怪獣讃(2)―未確認巨大生物(シン・ゴジラ)
怪獣讃(3)―モンスター協定の必要(ゴジラ キング・オブ・モンスターズ)
恐怖の裏窓―越えてはならない異界との境目
エンタテイニング・シンドローム―菊地秀行『妖獣都市』論
異界メモランダム
Horror Movie ア‐ラ‐カルト
“次元”の知恵の輪―メビウス環=論
性と愛の“叙事詩”から―ヒトにおける男女形態のゆくえ
ギルガメシュ叙事詩の方法―古代文学の現在
歴史奥地紀行―予言者とにせ予言者
ニヒルの蛸―八次元的生命体について
永遠にして女性的なるもの―“中島みゆき”というゴーストへ
レディ55―憲法九条を産んだ女/宮尾節子詩集『女に聞け』より
植物革命説―香港・二〇一九/革命の新しい地平へ