根源乃手/根源乃(亡露ノ)手、…

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 225p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784877991197
  • NDC分類 911.56
  • Cコード C0092

内容説明

吉増剛造が吉本隆明の原稿に初めて触れて約50年。その触手で『根源乃手』と『根源乃(亡露ノ)手、…』を記し、ようやく「来るべき」書物が誕生した。それぞれ独立した書物でありながら、無意識に潜むコトバを言葉の連環として意識化させた長篇詩は“生”そのものである。

目次

序詩「根源乃手」緒、「根源乃咽喉」等いひかへてもよかったのかも、知れなかった、…
根源乃手
モノローグ―太古の血の行が立ち上がってくる
視えざる血行のごとくある「日時計」
吉本隆明氏一周忌―「暗あい空」
吉本隆明『日時計篇』原稿を読む―日本近代文学館「夏の文学教室」
吉本隆明氏二周忌―「海ノ手」
喪―Mars´eille
(八六・九・六、リオ・デ・ジャネイロ、サンパウロと旅しつつ―そう、息吹きの近さ、そのかぜだ)
影の縁にある光 全詩集をめぐって 吉増剛造×宇野邦一
根源乃手(亡露ノ)、…根源乃(亡露ノ)手、…

著者等紹介

吉増剛造[ヨシマスゴウゾウ]
1939年東京生まれ。詩人。慶應義塾大学文学部卒業。大学在学中から旺盛な詩作活動を展開、二十四歳のとき詩集『出発』でデビュー。以後先鋭的な現代詩人として今日に至るまで国内外で活躍、高い評価を受ける。朗読パフォーマンスの先駆者であり、現代美術や音楽とのコラボレーション、写真などの活動も意欲的に展開。主な詩集に70年『黄金詩篇』(高見順賞)、84年『オシリス、石ノ神』(現代詩花椿賞)、90年『螺旋歌』(詩歌文学館賞)、95年『花火の家の入口で』、98年『「雪の島」あるいは「エミリーの幽霊」』(芸術選奨文部大臣賞)、04年『長篇詩ごろごろ』、08年『表紙omote‐gami』(毎日芸術賞)、11年『裸のメモ』など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件