内容説明
枯れかかった木に日々、欠かすことなく水をやるならば、世界は必ず変わる。タルコフスキーの映画『サクリファイス』の意味を思索しながら、混迷と殺戮と崩壊の現代に、人間存在と人間の希望を問う。待望の文芸評論集!!
目次
第1部 時代の危機を象徴するもの―論考1
第2部 この躓きに目覚めよ―論考2
第3部 友愛というメッセージ―講演
第4部 新しい交通路―書評1
第5部 共苦と互恵への道―書評2
第6部 サクリファイス―随想
著者等紹介
神山睦美[カミヤマムツミ]
1947年1月岩手県生まれ。東京大学教養学部教養学科フランス分科卒。文芸評論家。2011年『小林秀雄の昭和』(思潮社)で第2回鮎川信夫賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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