内容説明
厳冬に萌芽した、独自の存在論を内包する幽遠な詩世界。第一詩集。
目次
うたかた
てがみ
余白
叢雨
青嵐
雨後
水辺
傘
暁夢
ゆりかご〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
春永睦月
1
雪という言葉、風景に人が思う事は何か。寒さ、白、冬etc.。「雪意」に紡がれ表出する雪はそのどれとも異なる。雪は気体であり、水であり、粉末である。ひとつには留まらぬ作者の記憶と現在。生きているかのような雪の向こう側を 読む者は筆者と共に旅する。そんな詩集です。
