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内容説明
被害が加害を生み、そして被害を生む。数々の被害を受けた少年たちが、非行へと走っていく。非行少年に積み重ねられた被害に対する支援の必要性を考える。
目次
1 非行少年から見えるさまざまな被害と埋め合わせの欠如(非行少年が遭ってきたさまざまな被害;弁護人・付添人から見える被害1…虐待を受けて育った少年の立ち直りに必要なもの;弁護人・付添人から見える被害2…少年の被害を受け止めないことによる二次被害 ほか)
2 被害を受けた非行少年の立ち直りに必要なこと(非行事例から少年の被害感と具体的援助を考える…元家庭裁判所調査官の視点;少年院における教育と支援;就労支援を通した立ち直り)
3 被害の埋め合わせに向けた理論的課題(非行少年が受けた被害の埋め合わせの実践的必要性;非行少年に積み重ねられた被害の埋め合わせの法的根拠;非行少年の被害の埋め合わせに向けた提言)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
livre_film2020
37
非行少年の育ってきた劣悪な環境(虐待や性被害など)やその結果どのような罪を犯し、どのように社会復帰をしたかを学べる。また、現代がいかに臭いものに蓋をする社会かということも非行少年たちの行動を通してよく分かる。非行は少年の最後のSOSであり、救いの手を差し出す必要があると著者は言う。さらに、少年を非行に走らせるのは社会構造のせいであり、我々にも責任がある、とも。私に何ができるのか深く考えていきたい。ちなみに、非行少年は法に触れた少年で、素行の悪い不良少年とは区別される。少年には少女も含まれる。2023/07/01
わらん
1
私も優しい目線を持てるようになりたいと思った2023/10/21