エビデンスから考える現代の「罪と罰」―犯罪学入門

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エビデンスから考える現代の「罪と罰」―犯罪学入門

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  • サイズ A5判/ページ数 224p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784877987855
  • NDC分類 326.3
  • Cコード C3036

内容説明

厳罰化や監視強化ではなく、寄り添うことによる「更生=甦り」を目指し、エビデンスから実証的に考える犯罪学。

目次

犯罪学とは何か
第1部 少年非行の諸問題(少年非行減少の原因を探る;非行少年たちはどこに行ったのか;犯罪統計から見た少年法適用年齢引下げの問題点 ほか)
第2部 刑罰の諸問題(刑務所と社会との関係を考える―大井造船作業場の逃走事案から;刑事司法と認知症―認知症受刑者から見える刑事司法の課題;懲役刑の廃止と自由刑の一本化の課題)
第3部 犯罪学の最前線(矯正保護に関するエビデンスから見た日本の犯罪者処遇;犯罪生物学の過去・現在・未来―脳・遺伝と犯罪;日本における外国人犯罪)

著者等紹介

浜井浩一[ハマイコウイチ]
龍谷大学法学部教授。1960年生まれ。1984年早稲田大学教育学部卒業、法務省入省。刑務所、少年院、少年鑑別所などの矯正施設、保護観察所(保護観察官)や矯正局に勤務したほか、米国・南イリノイ大学大学院派遣留学、法務総合研究所研究官、在イタリア国連犯罪司法研究所研究員等を経て、2005年龍谷大学大学院法務研究科教授、2017年から現職。2020年から日本犯罪社会学会会長。法務総合研究所在籍時には、犯罪白書の作成にも携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゲオルギオ・ハーン

28
統計学の入門書でよく話題になる日本の少年犯罪件数の変化などを統計だけを読んで感想を書くのではなく、どうしてそうなったのかまで分析や考察している一冊。各章のテーマによって欧米の状況と比較することがメインだが、一方で学部生たちに向けて統計と分析をセットにした研究方法のお手本を見せているようでいろいろと勉強になりました。アメリカはエビデンスを重視する印象がありながら、犯罪抑止効果の証明のない(それどころか逆効果が証明されている)刑務所見学(スケアード・ストレート)を全米的に実施しているのは意外だった。2022/05/11

おおかみ

8
著者の従来の主張について、少年非行や認知症、逃走事案や外国人犯罪といった最新の情勢を踏まえてアップデートした一冊。『季刊刑事弁護』の連載をベースにしているといい、社会に蔓延る印象論を、エビデンスを武器に縦横無尽に斬りまくる。舌鋒鋭すぎる部分もあるが、遍く知られるべき事実ばかりである。巷間語られる犯罪論がいかに虚構で溢れているか、改めて指摘されると、これほどに学問的な常識からかけ離れた政策が推し進められる分野は他にないと感じる。2022/07/18

空白少女

2
犯罪統計の観点から犯罪や処遇の現状について様々述べられており、充実した内容で満足できた。犯罪生物学の章を読み、犯罪傾向が子供に遺伝するのか否かもっと深く知りたいと思った。日本の司法や処遇の問題点についても知ることができ、関係者支援の推進がなされればと考える。2022/10/22

木麻黄

1
データから見ると,治安が悪化していると感じるのは誤解であり,我々がいかに伝言ゲームの中で世界を把握しているのかを認識させてくれます。象徴的なのが,世界でも類を見ないほど奏功している少年法に関して,改正すべき立法事実がないのに,厳罰化を行ったことです。全編を通して,日本の行刑における現況と課題が網羅されていて,専門家にとっては自らの領域を俯瞰する上で,かなり有用だと感じました。世界的に犯罪率の低下が進んでいる背景に,スマホの普及による非行集団の魅力喪失があるという指摘は,考えさせられるものがありました。2024/06/03

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