内容説明
誤判に「科学鑑定」はどのように関わったか。DNA鑑定、化学鑑定、形態比較鑑定、ポリグラフ検査の課題を検討。法科学の強化に向けた7つの提言。
目次
第1章 裁判における科学鑑定
第2章 アメリカの法科学の現状
第3章 鑑定倫理
第4章 DNA型鑑定の課題とあり方
第5章 化学鑑定の課題とあり方
第6章 形態比較鑑定の課題とあり方
第7章 ポリグラフ検査の課題とあり方
第8章 科学鑑定の信頼性に影響を及ぼす要因と信頼性評価法
第9章 標準鑑定法
第10章 法科学の強化に向けて(提言)
著者等紹介
平岡義博[ヒラオカヨシヒロ]
1951年岐阜県大野郡久々野町(現・高山市)生まれ。1976年名古屋工業大学大学院工学研究科分析化学専攻修士課程修了。1977年京都府警察本部刑事部科学捜査研究所入所。1997年大阪市立大学理学研究科人類紀自然学専攻博士課程修了。2011年京都府警察本部刑事部科学捜査研究所定年退職(最終職位:主席研究員)。同年~2015年京都産業大学非常勤講師。2015年~2019年龍谷大学非常勤講師。2016年~立命館大学招聘研究教員(現職:客員教授)。博士(理学)(大阪市立大学)、環境計量士、X線作業主任者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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裁判における科学鑑定:誤判事例 足利事件 アメリカの法科学の現状:テキサス州・法科学制度改革 ニューヨーク市検視局法生物学研究所 鑑定倫理:日米の科学の公正性 鑑定者の倫理 DNA型鑑定の課題とあり方 化学鑑定の課題とあり方 形態比較鑑定の課題とあり方:デジタル・フォレンジック ポリグラフ検査の課題とあり方 科学鑑定の信頼性に影響を及ぼす要因と信頼性評価法:意思決定と鑑定用語 信頼性の評価法 標準鑑定法 法科学の強化に向けて:科学的方法 バイアス防止と説明責任 7つの提言―法科学領域で科学が実施されるため2021/04/29
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