内容説明
日本の刑事裁判の抱える問題をあぶりだした映画『それでもボクはやってない』を、日本、中国、台湾、香港の学生に見てもらい、ディスカッションをするワークショップを、各国で実施。周防正行監督も参加してその成果を検証するシンポジウムを書籍化。
目次
映画『それでもボクはやってない』とは
プロローグ 東アジアの市民教育とナショナリズム
第1部 日本の刑事司法、中国の刑事司法(対談 日本の刑事司法、中国の刑事司法)
第2部 東アジアの大学教員は『それでもボクはやってない』をどう観せたか?(台湾 あなたは「十人の真犯人を逃すとも、一人の無辜を罰するなかれ」に賛成ですか?;中国 活ける正義―映画を通して法を講じる;香港 比較研究が浮き彫りにする“香港人アイデンティティ”;日本 刑事司法と立憲主義を考える;台湾 台湾の大学における市民になるための教育の展開―市民の「能力」と「素養」の育成をめぐって)
第3部 東アジアの大学生は『それでもボクはやってない』をどう観たか?(アンケート調査から見る映画ワークショップ参加学生の特徴;座談会 東アジアの大学生は『それでもボクはやってない』をどう観たか?)
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