内容説明
誰よりも強いプロ意識をもち、何をするにも手を抜かない刑事専門弁護士・神山啓史弁護士が刑事弁護の“こころ”と“わざ”を伝授!
目次
第1部 五・七・五で伝える刑事弁護100句
第2部 刑事弁護の原点と伝承(あの事件を語る;“講義”東電女性社員殺人事件の教えるもの―刑事弁護の責任とやりがい;“座談会”司法研修所の刑弁教育改革を振り返る;“インタビュー”神山啓史弁護士に聞く;神山啓史弁護士を語る)
著者等紹介
神山啓史[カミヤマヒロシ]
1955年生まれ。中央大学法学部卒業。司法研修所第35期修了。1983年弁護士登録。2014年~2018年司法研修所教官(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ねお
10
神山先生が刑事弁護における基礎知識を五七五にした100句が前半、神山先生の現場主義が生まれた土壌、司法研修所での刑事弁護教官室の改革、東電OL事件・オウム真理教事件の弁護活動や裁判員裁判導入前後の変化についてのインタビュー等が後半という構成。後半は、弁護団のあり方や弁護人の質を高めることが主の当事者主義を実現する道であり、研修等を各所で行なっているが、全国的に刑事弁護の質を高めることが難しく、研修所の課題の一つであること、裁判官の職権主義を発動させないよう弁護人が力をつけていく必要がある等学びが多かった。2020/12/03