内容説明
「なんで、あんな奴らの弁護ができるのか?」という質問に対する回答を集めた初めての集大成。執筆者は、経験豊富で思慮深い刑事弁護人および教育者たちである―老いも若きも、女性も男性も、白人も黒人も交じっている。執筆者は、簡潔にかつ力強く、各自が「あんな奴ら」を弁護する理由を語る。
目次
『罪を犯した者の弁護』公表から30年
どうして、こんな人々を起訴できるのか?
なぜ、あんな奴らの弁護ができるのか?
神の恵みがなければ、我が身も同じ
なぜ私は有罪の者と無罪の者を同じように弁護するのか
「あんな奴ら」を弁護することが、なぜ、本質的なことなのか
公民権を擁護すること
「私たち」と「あんな奴ら」についての考察
人生の破壊―国家が殺害をもくろむとき
「あんな奴ら」とは我々のことだ
性犯罪者を弁護するということ
どうして、こんな人々を弁護せずにいられるのか?
フェアプレイ
弁護すること…今もなお
アメリカだけではない―自由な民主主義社会において「あんな奴ら」を弁護することの必要性
著者等紹介
スミス,アビー[スミス,アビー] [Smith,Abbe]
ジョージタウン大学法学教授であると同時に、弁護士として、刑事弁護および受刑者代理クリニックの責任者を務める。ハーバード・ロースクールを始めとする数多くのロースクールで、刑事弁護、少年司法、法曹倫理、臨床法学等の幅広い分野で学生を指導している
フリードマン,モンロー・H.[フリードマン,モンローH.] [Freedman,Monroe H.]
アメリカを代表する法曹倫理の泰斗であり「弁護士の弁護士」と称された。1966年に発表された、刑事弁護人の直面するジレンマについての問題提起は「フリードマンの三つの難問」(The Three Hardest Questions)として今日に至るまで決着をみていない。ホフストラ大学ロースクールの院長を務めたほか、依頼者中心の弁護人像を提示して、自ら刑事弁護および公民権擁護の弁護士として数多くの業績を残したが、2015年2月26日、86歳で逝去された
村岡啓一[ムラオカケイイチ]
白鴎大学法法学部教授。1974年3月一橋大学法学部卒。1976年4月弁護士登録(札幌弁護士会)。2001年7月一橋大学大学院法学研究科博士後期課程修了(法学博士)。2002年4月一橋大学法学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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新橋九段
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