内容説明
司法試験、受かった後は借金漬け。
目次
第1章 ベンゴマン(司法修習生、雨宮唯!!;異議あり!! ほか)
第2章 「給費制」のこれまでとこれから(そもそも「司法修習生」「給費制」「貸与制」って何?;法曹養成制度の歴史から見る「給費制」の意義 ほか)
第3章 給費制の意義と貸与制の弊害(司法修習と給費制の意義;市民の声 ほか)
第4章 ビギナーズ・ネットの紹介/当事者の声(ビギナーズ・ネットの紹介;当事者の声)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Takuya Kawahara
2
「司法修習生」の修習期間中の「給費制」の意義と「貸与制(無給制)」の問題点・弊害を論じた本書。若干テンション高めのマンガ、制度の説明、当事者らの声や活動状況等の掲載などわかりやすかった。「司法修習生」とは、司法試験合格後、裁判所・検察庁・法律事務所等で研修(現在は計約13か月)を行う人のこと。数年前までは修習生にも公務員の給料に従って給料が支払われていたが、現在は給料はなく、生活費を賄えない人に国が借金として貸し付ける制度になっている。改めて、司法制度の整備等のためには給費制の復活が必須であると確信した。2016/09/07