内容説明
地球温暖化をストップする里山エネルギー!!“バイオマス”とCO2を固定する“腐植土”生成の農林業は、気候変動を止める。この国内エネルギーへの転換が化石燃料の輸入と原発を不要とし、地域産業を活性化させることを豊富な資料に基づいて実証。地球のエコシステム―木と水と土が蘇る。
目次
第1章 原子力発電所はいらない
第2章 ロジカルな新しい気候理論
第3章 腐植土を生成する新しい農林業とエネルギーの転換のためにすべての力と資金を投入する
第4章 バイオマスは十分にある
第5章 危機に強い財政と経済、失業者ゼロのために
第6章 6年間で実現可能な目標を目指すオーストリアをEUの先進モデルに
第7章 エネルギーの転換を目指す先駆的な活動―シュタイアーマルク州
第8章 バイオマスは福島のような惨事から我々を守る
著者等紹介
ラッガム,アウグスト[ラッガム,アウグスト] [Raggam,August]
グラーツ工科大学元教授。工学博士。1937年10月8日生まれ。専攻は製紙とパルプ製造の電子・システム工学。エコロジーの観点からの論文「環境に優しい製紙とパルプ製造の新しい方法」で1977年に教授となる。製紙とパルプ産業の指導や技術開発を多数行う。1975年以来石油、ガス、原子力の利用を批判し、バイオマスエネルギーの利用に取り組む。1983年にフランツ・フリッシュと共同してペレットとチップの自動ボイラーを開発する。1985年にグラーツ工科大学に「代替エネルギー利用―バイオマス」研究所を創設し所長となる
西川力[ニシカワツトム]
1947年、京都市生まれ。立命館大学卒業。日本生気象学会会員。ドイツ健康運動療法協会会員。貿易商社に勤務後、1991年にドイツ・バートホンブルクに移住、オーストリア、ドイツ、スイスのバイオマス・再生可能エネルギーや健康保養地クアオルトに関する情報を発信している。環境と健康の分野において数多くの日本企業との提携を手掛ける。自らの健康管理のためにトレーナーとなりジャイロトニックを行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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