感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
k_m_d_ds
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やっと読み終えた。化学、製薬業界以外はすでに特許制度が破綻していてそれに対する改革案が記載されている。 文章はとても読みづらいもので、かなり根気が要るが、読んでおいて損は無いと思う。第一章が要約になっているので、読み始めるときはラッキー!と思ったが、読解力がないため、要約されることで余計に読みずらかった。これから読む人へは、一章は飛ばして後から読むことをお勧めします。(私はまだ読み飛ばしたままですが・・・)2015/05/04
葉
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特許の破綻理由としては、特許の役割である実地と排除、分割と移転、私有財産以外の選択肢や譲渡についてなどを挙げながらも、社会組織に依存するもので財産権制度が効率的に提供できない場合、その制度自体が破綻するとし、確かでない権利と信頼できない執行や情報コストとクリアランス問題などの軋みについて事例をあげながら考えている。実証分析に関してはラーナー(2002)はあるものの、自分が気に入っているJaffeの論文やO氏の論文があげられていないことが悲しい。組織の改革についても取り上げられている。2014/11/11