内容説明
外国にルーツをもつ子どもたちが、同化圧力による葛藤を超え、独自の声を社会に発信し、人々をつなぐ力を獲得するプロセスを、入念なフィールドワークから解き明かす労作。
目次
序章 外国にルーツをもつ子どもたちと教室
第1章 異なりから生じる豊かさについて
第2章 私を語る―外国にルーツをもつ子どもたちの異文化間リテラシー
第3章 あなたの声を聞く―学生ボランティアの異文化間リテラシー
第4章 私たちの声を聞いて―表現する外国人青年の異文化間リテラシー
第5章 声を上げ、声を聞き、そして変わろう―外国人市民のもたらす異文化間リテラシー
第6章 友だちの声が聞こえる―学校空間で育まれる異文化間リテラシー
終章 異文化間リテラシーをもって人々が語ったこと
著者等紹介
落合知子[オチアイトモコ]
1967年、東京都生まれ。1992年、筑波大学大学院修士課程環境科学研究科修了。1992年より青年海外協力隊、国際協力NGO民際センター専従職員など国際協力現場での活動を経て、2002年関西に移住。神戸市長田区において、たかとりコミュニティセンターなどをフィールドに外国人青少年の表現活動の支援・研究に従事。2009年神戸大学大学院博士課程国際協力研究科修了(学術博士取得)。前京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科特任助教(2010‐2011)。現在、神戸大学大学院国際協力研究科研究員、兵庫県立大学経済学部非常勤講師。神戸市教育委員会学びの基礎力向上推進校補助員(スクールサポーター)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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