刑事施設内医療を考える - 刑務所から見えるもう一つの医療問題

刑事施設内医療を考える - 刑務所から見えるもう一つの医療問題

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  • サイズ A5判/ページ数 191p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784877984007
  • NDC分類 326.52
  • Cコード C3032

出版社内容情報

医師不足や診療へのアクセスの不備など、現代の日本社会で問題化している医療。だが、刑務所の中ではずっと以前から医療問題はより深刻化している。塀の中から見えてくる医療問題の本質と課題はどこにあるのか?

はじめに:今、なぜこの問題をとりあげるのか

第1章 刑事施設内医療の現状

第1節 人権救済申立事件数の推移
第2節 近畿管内の刑事施設の状況――アンケート結果から――

第2章 刑事施設内医療を巡る法制度上の問題点

第1節 旧監獄法下における刑事施設内医療の問題点
第2節 旧監獄法令の基本姿勢と矯正当局の基本的態度
第3節 国際人権水準が求める、あるべき姿
第4節 新法下における課題
第5節 本節のまとめ

第3章 個別事例の検討

第1節 はじめに
第2節 近弁連各単位弁護士会の行った警告・勧告等の事例
資料:弁護士会警告等執行案件・問題事例10例
第3節 国家賠償請求訴訟の状況
資料:国家賠償請求事件・判例

第4章 討論 刑事施設内医療の現状と課題:刑務所の医療を巡って
1 刑務所内医療を巡る問題の所在:各パネリストからの報告
2 現状の評価、改革の方向性等

第5章 各論的課題について

第1節 刑事施設における精神科医療についての問題点と提言
第2節 女性・外国人・障害のある被収容者における留意点

資料編
資料1:行刑施設に対するアンケート質問項目
資料2:アンケート回答一覧表
資料3:近畿弁護士会連合会・人権侵害警告等事例一覧

最後に