出版社内容情報
不法入国者の取り締まりにあたる入国警備官の生活と活動を描きなながら、その苦悩を浮き彫りにする。入国警備官の実態が手に取るようにわかる書。
第一部 不法入国
不安
指の無い男
一万ドル
法務省入国管理局
不祥事
脱走事件
旅券
追跡調査
中止命令
サラ
緊張
日本入国
不審感
スーツケース
アリス
第二部 四本の指
最初の朝
給料日
減点主義
マスード
保証金
コンベア
例の話
切断
引越し
襲撃
密告
存在意義
摘発強化月間
内偵調査
経験と実績
怒り
一斉着手
パスポートのコピー
第三部 存在証明
電話
確認
カーン
文書鑑識センター
違反調査
眼差し
調査方針
トーキョー・シティエアーターミナル
ゴム印
赤い札
運転免許証
スカイライナー
強制調査
収容令書
誕生日
強制送還
逃走
ビンゴ
要急収容
白い手袋
別れ
内容説明
入管勤務２４年の元入国警備官が、はじめて明かす、不法入国者摘発の現場、入管の内情、入国警備官の苦悩に迫るドキュメンタリー小説。
著者等紹介
久保一郎［クボイチロウ］
１９５５（昭和３０）年２月、北海道生まれ。１９７８（昭和５３）年４月、横浜入国者収容所に入国警備官、警守として採用される。その後、２００２（平成１４）年３月退職まで、東京入国管理局などに勤務。現在、行政書士事務所等のコンサルタントとして入管事務相談に従事する。また、リトルリーグ北関東連盟審判委員、リトルシニアリーグ北関東支部付審判員として活動
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感想・レビュー
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まりー
1
ちょっと昔の入管の話で、今はシステムも少し変わっているようです。（今は出来ないトリックじゃないと模倣犯が出てきかねませんもんね）不法入国・滞在をしている人のお金の稼ぎ方には色んなものがあるんですね。人に憎まれることはあっても喜んでもらえることの少ない、肉体的にも精神的にもハードな仕事。働いて下さっている方々に感謝です。2015/09/12
本が好きだから。
0
この本をきっかけで入国警備官という職を知った。 縁の下の力持ち……。 一度読んでみてほしい。
