出版社内容情報
戦争のやり方が変わり、戦時下の現地にも普段の生活があることを、ベテランの戦場記者が、イスラム世界の銭湯での交流と自らの体験を赤裸々に交えて報告する。
第1章 アフガニスタン
カブール、タジキスタン編
カブールの湯/芸能記者、戦場へ/カラチの湯
難民との出会い/パキスタン人の家/解かれた誤解
難民と結婚式/眠れぬ夜
トルコ、タジキスタン編
急がば廻れ/ヘンなマッサージ/記者たちの戦争
ついにカブール
カンダハル編
銭湯写真/急げクエッタへ/戦争にならない戦争
危険な旅の始まり/銭湯があった/アフガンの歌
強行突破/難民の反撃/取り調べ
イスラム教と自由/芸能記者に戻る/ヘンな友情
友人との別離
第2章 NY
グラウンド・ゼロに立って
タクシードライバーはアフガン人/祈り
お風呂さがし/ニューヨークの朝
第3章 イラク
ドバイ空港で、いい湯だな/国境
バグダッド市内見学/バスラ/街の声
バスラでいい湯だな/国境で/再びのバグダッド
イラク人家庭での論争/日本で思う