出版社内容情報
証拠評価に関する研究には目覚ましいものがあるが、「合理的疑いを超えた証明」の意義については十分検討がなされていない。本書は、その具体的意義と機能を明らかにする。
目次
第1章 日本における事実認定審査の現状(検討の方法;最高裁の判決理由 ほか)
第2章 ドイツにおける事実認定審査の現状(検討の視点;事実認定審査手続の概要 ほか)
第3章 英米における「合理的疑い」の機能(検討の視点;アメリカにおける証明基準の定義 ほか)
第4章 「合理的疑い」をめぐる諸問題の検討(前章までのまとめ;心証概念としての「合理的疑い」 ほか)
著者等紹介
木村英雄[キムラヒデオ]
東北帝大理学部岩石鉱物学科卒、理学博士、通産省工業技術院公害資源研究所資源第一部長、科学技術庁資源調査会専門委員、工業技術院サンシャイン推進本部委員、日本工業標準調査会鉱山部会委員、昭和41年度・50年度燃料協会賞受賞
藤井修冶[フジイシュウヤ]
早稲田大学理工学部応用化学科卒、工学博士。元早稲田大学理工学部教授(有機合成化学専攻)、昭和49年度燃料協会賞受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。