内容説明
ギアリンクスとは、ギ＝岐阜県、ア＝アルゼンチン、リンクス＝連携で岐阜県とアルゼンチンが手をつなげるという意味。南米アルゼンチンと日本、この星の真裏に位置する二つの国を結ぶ人たちがいる。熱い切なる思いは束になって光を放ち、いつか天空に架かる虹となってゆく。詩画集。
著者等紹介
内田新哉［ウチダシンヤ］
１９６０年、熊本県に生まれる。一人旅を愛し、中国、カナダ等をさすらううち、絵を志す。１９８８年から月刊「詩とメルヘン」に作品を発表。繊細なペン先と透明な色彩が描き出す爽やかな風景画が人気を博す。２００４年ギアリンクス活動応援のため南米アルゼンチに同行。詩画集プロジェクト参加
黒木正人［クロキマサト］
１９５９年、岐阜県に生まれる。故郷岐阜を活動の中心として、詩及び歌詩の創作をしている。第３９回「平成１５年度」岐阜市文芸祭文芸祭賞受賞他賞多数。２００４年ギアリンクス活動応援のため南米アルゼンチンに同行。詩画集プロジェクト参加
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やすらぎ
154
何処にいても、どんな事があっても、夜空を見上げれば星を見つめられる。凍えるような夜になっても、北斗七星の輝きに照らされている。もしかしたら、この星から遠く離れた星でも、同じことを考えているのかもしれない、そんな想いを馳せながら。地球の裏側には何があるのだろう。人のざわめき、異国の街のリズムに乗って、暖かな満天の空に南十字星が瞬いていることだろう。内田新哉さんの絵には意思を感じる。青空の下の自転車、そよ風薫る麦わら帽子をモチーフとした水彩画を描く。ゆっくりと流れていく時間に、草木に咲く花びらに希望を感じる。2024/01/04
