内容説明
被害者と加害者がその過去といかに折り合いをつけるか、この課題に戦後日華・日台間で蓄積されてきた経験は一般的な歴史和解の模範となることはできなくとも、興味深い事例となっている。
目次
序論
第1部 関係清算の公的記憶(中国大陸における対日関係清算論:1945~49年;台湾における対日関係清算論:1945~49年;対日平和条約の締結をめぐって)
第2部 対日関係史の公的記憶(被害の記憶と日華関係;日本文化論の変遷;公的記憶の変容と未完の関係清算)
結論
著者等紹介
深串徹[フカグシトオル]
1982年埼玉県生まれ。2004年青山学院大学国際政治経済学部卒業。2014年青山学院大学大学院国際政治経済学研究科国際政治学専攻博士後期課程修了。博士(国際政治学)。専修大学、東京女子大学非常勤講師、公益財団法人日本国際問題研究所若手客員研究員などを経て、二松学舎大学非常勤講師、立教大学アジア地域研究所特任研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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