内容説明
政党政治の力学を創造することが民主主義体制を発展させ、ポピュリズム勢力の台頭を抑制する道を拓くことに繋がる。本叢書は学問的営為の軌跡を記し21世紀世界のありようを追究する。
目次
「ポピュリズム」の現代的位相
第1部 ラテンアメリカの急進的ポピュリズム(ボリビア・モラレス政権の「ポピュリズム」:インフォーマルな支持基盤の隆盛;エクアドル:コレア政権と市民革命;21世紀ラテンアメリカにおける「ポピュリズム」の典型:ベネズエラのチャベス政権とその後)
第2部 米国と東欧のポピュリズム(21世紀のアメリカのポピュリズム;東欧におけるポピュリズムとネオリベラリズム:ヴィシェグラード諸国の事例から)
第3部 アジア・ユーラシアの事例(タイにおけるポピュリズムと脱民主化;「ピープル」の敵は誰か?;フィリピンにおける腐敗、貧困、犯罪の敵対化;トルコ:エルドアンのネオポピュリズム)