内容説明
“中国”は未だ揺らいだ表象である。21世紀においてこの“中国”という名辞がどのようなイメージに変容していくのか、その帰趨がグローバル・ポリティクスに少なからぬ影響を及ぼす。本書では、その“中国”の視覚資料・非文字資料への分析・批判理論構築の必要性を追究する。
目次
第1章 北京オリンピック開会式とイメージング・チャイナ
第2章 中山服と中国人イメージ
第3章 日本のシャンハイ表象―雑誌『犯罪科學』、『犯罪公論』を中心に
第4章 『碑』の向こう側
第5章 古典の中国と生の中国―大正時代の日本人画家が見ようとした中国
第6章 米日中関係をめぐるイメージング・チャイナ―「テロとの戦い」後への政治的想像力
著者等紹介
鈴木規夫[スズキノリオ]
愛知大学国際コミュニケーション学部教授。政治哲学・国際関係論・イスラーム研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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