内容説明
法の発生史をたどるとき、法規範の発生そのものに宗教的心性がかかわっていた可能性を思い描きながら、イングランド中世の農村および市場町の慣習と法を通しての共同体および宗教的心性を探る。
目次
第1部 農村における慣習と法(荘園裁判所と荘園慣習法;村法と村落共同体;慈善遺贈と臨終時土地売却;扶養契約)
第2部 市場町の歳市と週市―セント・アイヴズを中心に(歳市管理と歳市裁判所;週市とその法的諸相)
第3部 歳市における慣習と法(手付としての「神の1ペニー」;証明方法としての免責宣誓)
著者等紹介
加藤哲実[カトウテツミ]
仙台市に生まれる。中央大学法学部卒業後、明治大学大学院を経て早稲田大学大学院法学研究科博士後期課程単位取得退学。明治大学法学部教授。博士(法学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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