内容説明
賄賂に関する「罪と罰」を科す中国、日本、アメリカの比較を通して、それぞれの国家・社会の本質を追究する。それは「権力社会」であり、「文化社会」あるいは、「法律社会」と著者は規定する。
目次
はじめに 賄賂で続々と処刑される高官達
第1章 賄賂とは何か
第2章 賄賂罪は誰が犯す犯罪なのか
第3章 公務員との利益授受はどんな場合でも賄賂罪なのか
第4章 政治献金や社交儀礼はどんなときに賄賂罪になるのか
第5章 賄賂罪にはいかなる種類があるのか
第6章 賄賂罪にどのような刑罰が科せられるのか
第7章 賄賂罪はどうやって摘発されるのか
第8章 なぜ中国だけが賄賂に死刑を科すのか
終わりに 賄賂への死刑が何をもたらしているのか
著者等紹介
王雲海[オウウンカイ]
1982年7月中国西南政法大学法学部卒業。1982年7月中国政法大学教員。1983年9月全中国の留学試験に合格、中国人民大学法学院に進学。1984年10月来日。1985年4月より一橋大学大学院法学研究科で修士号および博士号を取得。1999年4月‐2000年9月米国ハーバード大学ロー・スクール客員研究員。2003年7月より、一橋大学大学院法学研究科教授。2010年11月より、(日本)法文化学会理事長。『「権力社会」中国と「文化社会」日本』で、IPEX2006年度最優秀著書賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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