内容説明
不確実性による知財イノベーションとリスクによる市場戦略イノベーションでは、革新を誘引し起動するメカニズムが異なる。メカニズムの形成因子を産業ごとに策定し、知的財産権を含む事業活動の独禁法違反判断過程・規準として適用する。
目次
1編 事業者の活動が米国反トラスト法に違反するか否かを判断するための理論とそのプロセス・規準
2編 米国反トラスト法各論―知的財産権行使に反トラスト法適用の緊張
3編 革新と不確実性の現代経済・組織論
4編 独占禁止法と知的財産権の関係―独占禁止法21条の解釈
5編 審決・判例によるMACパラダイムの検討
6編 独占禁止法21条におけるMACパラダイムの評価と枠組み
著者等紹介
高橋明弘[タカハシアキヒロ]
1954年東京都出身。1978年日本大学法学部法律学科卒業、民間企業・事業所で勤務。1992年日本大学大学院法学研究科博士前期課程修了。1998年大東文化大学大学院法学研究科博士後期課程単位取得。日本大学(法学部・国際関係学部・理工学部)、神田外語大学、横浜商科大学、山梨学院大学などで講師兼任、2006年3月より税務大学校民法演習担当教官。専攻は民法、経済法(知的財産権含む)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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