内容説明
「遺伝資源としての生物多様性」をさまざまな角度から論じており、生物の多様性をはじめとした地球の生態から人類が学ぶことの広さおよび深さを知らされる。
目次
第1部 基調講演(人間・自然関係の再構築とSATOYAMAイニシアティブ;CBDにおけるABS―その経緯と現状)
第2部 多角的アプローチ(グローバル・サステイナビリティと生物多様性;生物多様性条約における生物遺伝資源の重要性と『国際的制度』;保全遺伝学的アプローチによる生物遺伝資源の保全;大学における研究と生物多様性条約;COP10のあいち・なごや開催の意義―開催計画の観点から)
第3部 パネルディスカッション
まとめにかえて―シンポジウム「資源としての生物多様性」を聴いて
付 生物の多様性に関する条約
著者等紹介
井村秀文[イムラヒデフミ]
名古屋大学大学院環境学研究科都市環境学専攻教授。環境システム工学、環境資源経済分析、環境政策、中国の環境問題等を専門とし、東アジア地域における経済発展と環境問題に関する比較研究、地球環境問題をめぐる市民・企業の意識と行動に関する研究に携わる。また、名古屋大学では、平成20年度に採択された文部科学省科学技術振興調整費・国際環境人材育成拠点形成のプログラム・リーダーとして環境学の国際的な教育プログラム開発に取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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