内容説明
「生きる意味」を問い続ける「世界政治を思想する」書。国際政治理論の超え方、文化的次元での世界政治の読み解き方、歴史的現代における知覚の再編成、平和のあり方を論じ日常の転覆を排除せず「生きること=思想する」ことを追究する。
目次
第3部 世界政治の時空間構成(労働移民のグローバル政治経済学―移住労働者と政治的主体性と「日常空間の(再)生産」を手がかりに
移民による送金と開発―グローバリゼーションと人の移動・マネーの移動
グローバルなポストコロニアル状況の「収容所」―グアンタナモも、五つ星のホテルも、給水車のタンクも)
第4部 世界政治と平和(国際コーヒー協定と脆弱国家―「農」から考える平和構築と国家建設;統治性のグローバルな展開―平和維持活動におけるマスキュリニティをめぐる政治;「平和構築」が充たすもの―日本における“平和の「中間領域」”の増幅という危機;世界政治の惑星思考とその転回 ほか)