内容説明
1967年の第三次中東戦争から米軍によるバクダッド占領までの40年に及ぶ「サイクル収束期」の位置づけを含め、20世紀後半の“イスラーム現象”が遺した現代世界における被抑圧者解放への理論的諸課題を探る。
目次
第1章 イスラーム現象―現代世界不可避の思想課題
第2章 イスラームにおける内戦―「王たちの終わる時代」から「人民の破産の後」へ
第3章 “宗教的ナショナリズム”―世界政治の構造変動における“宗教”をめぐる諸問題
第4章 イスラームとナショナリズム―“一と多”をめぐる諸問題
第5章 イスラームと国際政治―“宗教”の陥穽
第6章 イスラームのグローバリゼーション―イメージの相克
第7章 平和をめぐるイスラーム―“イスラーム現象”の収束
著者等紹介
鈴木規夫[スズキノリオ]
1957年、神奈川県横浜市生まれ。愛知大学教授。博士(政治学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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