愛知大学文學會叢書<br> 光の政治哲学―スフラワルディーとモダン

愛知大学文學會叢書
光の政治哲学―スフラワルディーとモダン

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  • サイズ A5判/ページ数 326p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784877911836
  • NDC分類 311.228
  • Cコード C3031

内容説明

哲学が政治にかかわる「あかるさ」、政治が哲学にかかわる「くらさ」―“光”の哲学の一環として“想像的なるもの”の存在論を展開したスフラワルディーの思想を、その政治的死との連関における政治哲学として読む。

目次

序章 スフラワルディーの死をめぐる三つの位相(思想史の岐路としての1190年代;政治を超越するものを希求する思想の政治的死という“悲劇” ほか)
第1章 自己―“光”と自己認識(クリスト教的西欧における自己の発見と“12世紀ルネサンス”;“光”と自己認識―個体性認識の岐路)
第2章 共同体―西欧近代における政治空間の性格(内面の構造化―“透視図法”の政治性;政治空間の作為的組織化―“印刷革命”の政治性 ほか)
第3章 中間世界―自己統治の技法と“創造的想像力”(個と共同体―“可視界”と“不可視界”との間;自己統治から“創造的想像力”へ―プラトンの遺産 ほか)

著者等紹介

鈴木規夫[スズキノリオ]
1957(昭和32)年、横浜市生まれ。上智大学、中央大学大学院を経て成蹊大学大学院法学政治学研究科博士課程単位取得退学。1993年成蹊大学博士(政治学)。シリア共和国国立アレッポ大学アラブ伝統科学歴史研究所客員研究員(1989‐92年)、日本学術振興会特別研究員PD(1991‐93年)、長野県短期大学専任講師、助教授(1994‐1998年)、ロンドン大学バークベック・コレッジ政治社会学部客員研究員(1998年)等を経て、愛知大学国際コミュニケーション学部助教授(1998‐2002年)、同教授(2002‐)、エクサンプロバンス政治学院宗教研究所客員教授・研究員、地中海研究センター客員研究員(2005‐2006年)、現在、愛知大学国際コミュニケーション学部・大学院国際コミュニケーション研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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