内容説明
東京の国際連合大学で行われたシンポジウム「より良い世界に向かって―国際社会と法の支配」の記録である。本書は国際法、国際司法裁判所が市民の日常生活に深いかかわりがあることを知る機会を提供する。
目次
第1部 講演:国際司法裁判所(ICJ)と法の支配(国連大学の目的と国際司法裁判所の目的;国際法における「法の支配」の意味;国際司法裁判所の限界―管轄権と裁判の多元化;国連における「法の支配」の議論;法の支配と国際司法裁判所の役割;国連の平和維持活動と法の支配;国家主権と法の支配)
第2部 パネルディスカッション:国際社会における法の支配と市民生活(個人の利益と国際法;市民生活と国際法の機能;市民生活に影響する国際法;国際社会における法の支配とは)
著者等紹介
横田洋三[ヨコタヨウゾウ]
国連大学学長特別顧問、中央大学法科大学院教授。東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了、法学博士。1992年から95年まで、国連人権委員会ミャンマー担当特別報告者を務める。また、2000年より国連人権促進保護小委員会代理委員。専門は国際公法、国際人権法(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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