内容説明
国連本部事務局を始めとする国際機関の正規職員・経験者からの率直なメッセージから国際公務員を目指す方々は多くの示唆を得られる。共通一般試験例題、行政職、人権職を始めとした論文試験例題は大いに参考になる。
目次
1 序文にかえて―日本人国際公務員問題を考える(日本政府の邦人職員増強策;新聞記者の見た国際機関)
2 先輩職員からのメッセージ(世界保健機関(WHO)と国連欧州本部に勤務して
事務局職員6086人の見た国連―2004年国連職員意識調査より
国際機関での勤務を通じてみた日本
国連を志望する若い人達へ
国連貿易開発会議での勤務
国連本部経済社会局での勤務
国連機関での勤務を省みて
国連難民高等弁務官事務所での勤務
国連の法務分野での勤務
国連本部政務局での勤務)
3 国際機関の人事政策と日本人職員
著者等紹介
勝野正恒[カツノマサツネ]
恵泉女学園大学教授。元国連機構改革事務局次長、元国連本部事務局事務総長室主席行政官。国際基督教大学卒業。外務省を経て、1976年より経済協力開発機構(OECD)において、先進工業諸国間の経済政策調整を担当。1984年より2001年まで、ニューヨーク及びジュネーブの国連本部事務局に勤務:事務総長室主席行政官、開発途上国支援特別調整官、UNCTAD事務局長代行等を歴任。この間、国連活動の評価・分析、国連の機構改革、一次産品、開発途上国間経済協力の分野での国連を通じての国際協力の枠組みの策定に取り組む。2001年10月より恵泉女学園大学での教職。2004年末まで大学での仕事の他に、国際協力機構(JICA)で開発政策全般に関する政策提言を行なった。専門分野は、大学での講義を行なっている「国際法」及び「国際機構論」の他、「国際経済論」、「国際開発戦略」、「国際公共行政」等
二村克彦[フタムラカツヒコ]
名古屋外国語大学講師(国際関係論、アジア地域研究担当)。国際基督教大学卒業。朝日新聞社経済部、シドニー支局、ジュネーブ支局などで勤務。退職後、宝塚造形芸術大学教授を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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