内容説明
新たな世界秩序の形成および有意義な行動への指針を見いだせないでいる今日の国際社会にとって、地球公共財の理論的基盤は実りある豊かな地平を与えることになる。
目次
概観(今、なぜ地球公共財が重要なのか;地球公共財の供給を改善するには)
第1部 地球公共財の政治学(地球公共財の供給ガバナンス:非国家主体の役割と正当性;より対等な立場へ:途上国の交渉能力とその戦略 ほか)
第2部 地球公共財の形成(協調のためのインセンティブづくり:戦略的選択;地球公共財への資金の手当て:財政の新たな領域)
第3部 事例研究(知識のよりよい供給に向けて:知的財産法の設計;地球公共財としての国際金融の安定と市場の効率性 ほか)
著者等紹介
高橋一生[タカハシカズオ]
国際基督教大学国際関係学科教授、国際連合大学(UNU)客員教授、政策研究大学院大学客員教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。