内容説明
本書は、冷戦構造のもと、1950年代のアメリカの中東政策の形成・決定過程を膨大な資料に基づいて解明し、再評価を試みたものである。今日の米国の中東政策を理解するうえで大きな示唆を与える本。
目次
第1章 分析の視座
第2章 前史:トルーマン政権期―イギリス依存の中東政策
第3章 アイゼンハワー政権第1期―包括的中東政策の試み
第4章 アイゼンハワー政権第2期―個別的中東政策への後退
終章 アイゼンハワー政権の中東政策:再考
著者等紹介
泉淳[イズミアツシ]
1967年、三重県生まれ。上智大学外国語学研究科国際関係論専攻博士後期課程修了、博士(国際関係論)。米国ジョージタウン大学留学、日本学術振興会特別研究員(PD)、二松学舎大学、東京学芸大学、東洋英和女学院大学、上智大学等での非常勤講師を経て、現在、東京国際大学経済学部助教授。専攻は国際政治学、米国政治外交、中東政治外交
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